10/14(水)佐近圭太郎監督の舞台挨拶に集まったのはほぼ満員のお客様。平日にもかかわらずたくさんのお客様にお越しいただき、感激しましたが、お客様のほうが、より感激したかも!なんとサプライズゲストとして池松壮亮さんが「灯火」の監督としてシアターカフェに来てくださったのです!

思えばこの上映会の企画は6月になっとく豚の中島さん主催で「家族の風景」をシアターカフェで上映してくれたことにつきます。その場にいたお客様から池松壮亮さんが監督した「灯火」も併せてみたいというリクエストがあり、早速、佐近監督に聞いちゃいましょう、と進めた企画です。トリウッドでちょうど上映も始まったこともあり、トントンとお話が進んで10月を迎えました。
そんななか、あるときシアターカフェに電話があり、何かと思いきや池松さんご本人からでした。「今度上映会でお世話になる池松です」「なんで池松さんが私に電話をくれるのか??」と頭の中が?マークで埋め尽くされながら、受話器を握りしめておりましたが、特に用はなく、本当に上映よろしくね、だけの電話だったようで、「それだけのために電話をくれたのか~??!」と感激しまくった私です。また「撮影の都合でわからないけど、シアターカフェに顔出せたら出したい」とも言ってくれて、すかさず「うちは狭いから無理しなくていいです~」と口走ってしまいました。個人的にはすっごく会いたいけど、うちの狭さや環境からついついそう言わざると得なくて。「ま、わかんないけどね」と電話を終えたのですが、なんか来てくれるっていうのに、嫌がってると思われたらいやだなと、あとで猛反省しました。そのとき、「灯火」の上映チェックをしてたので、聞きたいことや感想も言えばよかったのに~と後悔ばかりでした。いや、来てくれたら直接聞けるかも、との期待もちょっぴりありました。
とまあ、それで14日を迎えるわけです。みなさんの前に池松さんが登場したときの悲鳴が聞けて「してやったり感」を感じました~w。
まさか、こんな狭くて、どこにあるかわかんないようなカフェに池松さんが本当に来てくれるって、お客様も思ってなかったかも。私もです。せっかく来てくれたのに、「うわ、来るんじゃなかった」と思われるのがすごく怖くて。池松さんや佐近監督の予想を超えた狭さやダサさだったりするんじゃないかと、そればかりが心配でした(今でも心配ですが…)。

トークでは、日芸の同じ年の卒業制作ということで、作品を作るまでのお話から始まりました。日芸では監督コース全員が1作品つくるのですね。この年は30人くらいだったそうです。すごいな、30作品。佐近監督の指導官(古厩監督)からなかなか脚本でOKもらえなかった話などから始まり、お客様からのさまざまな質問にも真摯にお答えいただきました。「佐近」、「壮亮」と呼び合う2人は割と正反対なキャラで、おもしろかったです。俳優の力にたよらずに表現できることもやりたかったとおっしゃってた池松さんが印象的でした。その意図はきちんと現れていると思います。
「家族の風景」はわりと映画祭などにも出しているので、見れるチャンスはあったのですが、「灯火」は3年目にしてようやくトリウッドで上映し、次がこの名古屋の上映会と、日芸の上映会以外では本当に珍しい機会だそう。だから池松壮亮監督として、この場にも来ていただけたんだと改めて感じました。
この貴重な機会はあと2日。16日(金)までとなります。連日19:30から。
ぜひ池松ファンだけでなく、多くの人に見てほしい作品です。
詳細は
こちら。

このような機会を与えてくれたなっとく豚の中島さんにはいくら感謝をしても足りない気がする!
そして、本当にわざわざお越しいただいた佐近監督、池松監督、ありがとうございました!!
お越しいただいたお客様もありがとうございました!他の日に見に来てくれたお客さまにはたいへん申し訳なかったです。でも感想など伝えていきますね。ありがとうございました。