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「海にしずめる」ほか田崎恵美監督大全 作品紹介

あす4月1日でシアターカフェは3周年を迎えます。はやいものであっという間の3年間でした。毎月毎月上映やイベントを考えたり、映画祭などに出かけたり、としている間に3年も経ってしまったんですね~。あまりオープン当時と変わっていない気もしますが、お客様も常連さんだけでなく、いろいろな人との出会いもあり、監督、作家さんのご縁も広がり、シアターカフェを開いてよかったな、と思うことばかりです。本当に皆様、ありがとうございます。4年目もあまり変わり映えしないかもしれませんが、継続は力なり、で頑張っていきたいと思いますので、ご支援よろしくお願いします。
3周年記念特別プロブラム第二弾の「海にしずめる」ほか田崎恵美監督大全の作品紹介などしたいと思います。NO NAME FILMSから3年ですね。皆さんそれぞれご活躍で嬉しいです。田崎恵美監督にもお会いできて、この企画が進みました。田崎恵美監督の全作品を上映する貴重な機会です。シアターカフェにもお越しただけると思いますので、詳細お待ちください。

「海にしずめる」ほか田崎恵美監督大全 上映作品 
Aプロ(計68分)
アンナと二階の部屋(2009年/15分)

監督・脚本:田崎恵美 出演:本多由佳、橋口勇輝、小山駿助、橋本沙瑛、千石麻里子
恋人ありの男と付き合うこと以外、損得の判断でしか日々を生きていない女。そんな彼女を軽やかに泳がせる、生きた人間描写の弾む楽しさ!
第32回ぴあフィルムフェスティバルエンタテインメント賞&企画賞
第3回TOHOシネマズ学生映画祭ショートフィルム部門グランプリ
新聞配達員とつきあえば早起きできるのか、なわけない。のびやかに生きる彼女は嫌いじゃない。

海にしずめるメイン_R
海にしずめる(2013年/53分)
監督・脚本:田崎恵美 脚本:横川僚平
出演:遠藤新菜、三浦英、石橋征太郎、北村岳子、真柳美苗、小宮一葉、田村健太郎、宮部純子、カトウシンスケ、藤田健彦、藤田みか
過去に目を瞑り現在を生きる兄弟の元へ、ある日1人の少女がやって来る。自分の本当の父親を知りたいと言うその少女は、兄弟のかつての幼馴染みの女に瓜二つであった。互いに心当たりのある兄弟は、父親かもしれない自分に困惑する。
うろたえる男たちより肝の据わった女性陣がいいね。やっぱり女のほうが強いのだ。母は強し。遠藤新菜ちゃんはヤバい。
予告編はこちら。 

Bプロ(計83分)
ハイランド(2009年/68分)

監督:田崎恵美 出演:橋本沙瑛、澤田栄一、橋口勇輝、細山萌子ほか
自分達の出生が原因で母親を亡くした兄妹のリョウと絢子は、兄と姉のいる窮屈な家庭から抜け出す。不登校のサトルと、隣町のなつみも加わり、四人の夏休みが始まった。
第22回東京学生映画祭 グランプリ
大人になればなんとかこの苦境から逃れられるはず、と思っているこどもたち。自分たちでできることの上限に苦しめられるこどもの頃の苦い思いってだれでも持つものかも。
予告編はこちら

ふたつのウーテル(2010年/15分)
監督・脚本:田崎恵美 出演:水口早香、澤田栄一
母親を亡くした姉は、トラックで自分を捨てた父に会いにいく。父親を見捨てた弟は、あてもなく家を飛び出す。 偶然出会った異母姉弟の、二昼夜のドライブ。抑えた演出が、重なる二つの心を鮮やかに描き出す。
第64回カンヌ国際映画祭 短編コンペティション部門ノミネート
第5回田辺弁慶映画祭 特別招待作品
カンヌ出品で有名になったけど、この作品をみると田崎監督が家族や兄弟にこだわっていることが色濃くわかります。ほかの作品も併せて見ると、そのテーマはより如実にわかりますね。
予告編はこちら

田崎恵美監督プロフィール
1987年大阪府生まれ、鳥取県育ち。早稲田大学映画研究会にて映画製作を始め、『ハイランド』(第22回東京学生映画祭グランプリ)、『アンナと二階の部屋』(第32回ぴあフィルムフェスティバル、エンタテインメント賞・企画賞)などを製作。公益財団法人UNIJAPAN製作による『ふたつのウーテル』は第64回カンヌ国際映画祭短編部門に日本人監督として46年ぶりの正式ノミネートとなった。2013年『海にしずめる』を発表。2014年、第6回ちば映画祭にて監督特集が組まれる。

上映スケジュール 4/11(土)~17(金)
4/11(土)17:30A 19:30B 4/12(日)17:30B 19:30A
4/13(月)19:30A、15(水)19:30B、16(木)19:30A、17(金)19:30B
料金 1300円(1ドリンクつき)2プロ2100円(1ドリンクつき)

舞台挨拶などが決定したらシアターカフェ公式サイトで更新していきますので、チェックしてね。