寒いですねぇ…ミドリンゴです。内臓の疲れから、背中がもうれつかゆいです。さて、現在展示中で、今週末の1/24(土)に上演が行われる「JIJO★SUKIMAKI -人形劇とアニメーション-」についてご紹介をしたいと思います。
アニメーション作家の鋤柄さんと初めてお会いしたのは、2011年に京都造形大学で行われた、故・相原信洋氏の追悼イベントのときでした。(作品は、その前年に行われた「こどもアニメーションフェスティバル」で「雪をみたヤマネ」を拝見していました)
鋤柄さんの作品は、どの作品も、自然や動物に寄り添った視点やテーマで、繊細に丁寧に作られていて、大人向けの絵本を映像で観ているような気持ちになります。
技法としては、切り紙の置き換えコマ撮りで作られたアニメーションです。登場するキャラクターを1コマごとに絵に描いて切り抜いたものを、1コマ撮影するごとに置き換えていきます。自作したマルチプレーン撮影台(背景を置く層、キャラクターを置く層など、ガラスが何層か差し込まれた台があり、それを上部からカメラで1コマずつ撮影します)を使って、とても根気の要る方法で作られています。
共同制作者の松村さんと一緒にお話を考え、松村さんが機材や撮影関係、作品によっては脚本を担当し、鋤柄さんが作画全般を担当するという共同作業で作られているそう。
アニメーションの制作環境がすっかりデジタル化して、パソコンとソフトだけでさまざまなテイストの作品が作れる現在ですが、あえて、温かみのある画作りのため、アナログな手法で繊細なイメージを作られています。展示では、そうした撮影素材も一部展示していただいてます!
そして、JIJOの阪東さんは、おととし年末に鋤柄さんからご紹介いただきました。ご所属の人形劇団「アトリエみのむし」さんを少し見学させていただいたり、東海地方での、人形劇公演で客演されるのを拝見させてもらったり。あこがれがあるけど、ほとんど知らない人形劇の世界をちょこっと垣間見せてもらっています。
いろいろな人形劇に、操り師としてお仕事されている阪東さん、ご自身の作品は、お話から人形まですべて自作され、ユーモラスでおもしろくかわいらしい上演をいろいろなところで行われています。阪東さん作のマリオネットも展示させていただいてるので、ぜひご覧いただきたいです。
わたしは、人形劇は、子供向きの童話作品以外は、来日公演のベトナム水上人形劇や韓国の一人人形劇、チェコで観た「ドン・ジョバンニ」とベルギーの人形劇団が名古屋で公演したときに観たくらいです。あとは、フィリップ・ジャンティ・カンパニーで使われているシーンがあるので、それくらいかな。
今回のシアターカフェでの公演は、アニメーション上映、マリオメーション上演(アニメーション+人形劇)、人形劇上演の3部構成になります。上演後は、アフタートークもします。お二人の活動についてのお話を中心に、短編アニメーションや、人形劇のことなど、いろいろなお話が聞けるかな、と今からとても楽しみです!
お席まだまだ余裕がありますので、ご興味ありましたら、ぜひ!!!
JIJO★SUKIMAKI -人形劇とアニメーション-日時 1/24(土)15:00 - 16:30
料金 大人1500円/小学生以下1000円(全て、1ドリンク付)
詳細はこちら!