短編版『老ナルキソス』上映会 併映『変わるまで、生きる』
上映作品(作品計約31分)
短編版『老ナルキソス』(2017年/22分)
監督:東海林毅 出演:田村泰二郎 高橋里央 佐野弘樹 蒲生映与 ほか
ゲイでナルシストの老絵本作家・山崎(田村泰二郎)は老いて醜く衰えゆく自分の姿に耐えられない。山崎はある夜、若く美しい男性レオ(高橋里央)に出会う。レオとのプレイ中に倒れた山崎は老いの苦しみを打ち明けるが年若いレオには響かない。溺れ死ぬ時を逃し年老いたナルキソスの運命は……。
『変わるまで、生きる』(2023年/9分15秒)
監督:東海林 毅 協力:NPO法人パープル・ハンズ
長編『老ナルキソス』のモデルになった高齢の性的マイノリティによる持ち寄り食事会を取材したドキュメンタリー。
偏見や法制度の不備など、様々な要因で孤独に陥りやすい性的マイノリティの老後。不安に感じている当事者も多いと思う。実際の“プラチナ世代”の当事者たちが楽しく過ごす様子を知ることで将来への不安が少しでも和らぐと嬉しい。また彼らの経験談から、性的マイノリティに対する社会の眼差しが少しづつ変わってきた事を知り、より良く変わってゆく未来への想像へとつなげて欲しい。
©みのむしフィルム
日時:7/22 (土)~ 28(金) 連日18:30-19:00 ※火水定休
料金:500円+1ドリンク(600円~)
定員:各回19名
ご予約はこちら。ドリンクメニューは
こちら。
東海林毅監督プロフィール
石川県出身 映画監督、映像作家、CGデザイナー、コンポジター。
武蔵野美術大学在学中より活動を開始し1995年東京国際レズビアン&ゲイ映画祭にて審査員特別賞を受賞。バイセクシュアル当事者でもあり、商業作品を監督する傍ら主に自主作品の中でLGBTQ+と社会との関わりを探ってきた。同名の短編『老ナルキソス』(2017)が国内外の映画祭で10 冠を獲得したほか、短編『片袖の魚』(2021)では日本で初めてトランスジェンダー当事者俳優の一般公募オーディションを行い話題となった。