【動物愛護法】の盲点を突いた2本の映画作品
●解説
欺瞞に満ちた動物愛護法の矛盾を炙り出す! 2017年、埼玉県で起きた連続猫虐殺事件で逮捕された元税理士の男の裁判において下された判決は動物愛護法違反・執行猶予4年というあまりにも虚仮威しの茶番であった。日本中を震撼させた残虐極まりない事件であり、犯人に対して厳罰を求める嘆願書が全国から22万筆以上も集まったにもかかわらずである。現実社会と法曹界の乖離に疑問を抱いた監督が、4年の歳月を費やして、独自取材で様々な動物虐待犯と対峙し、その深層を突き止めるべく製作されたのが本作ドキュメンタリー映画『動物愛護法』である。
そして、姉妹編として同じく【動物愛護法】の矛盾点を劇映画のスタイルで表現したのが『彷徨う魂』(92分・2021年度)。ドキュメンタリー映画『動物愛護法』は、5月に国会議員会館での上映と共に【動物愛護法】の脆弱性を国会議員に訴える活動を控えているが、姉妹編『彷徨う魂』との二本立ては、今回シアターカフェが初上映。
主催:合同会社adg-ethics
●上映スケジュール 6月3日(金)~5日(日)
① 14:00~15:37『彷徨う魂』
② 15:50~17:46『動物愛護法』
③ 18:00~19:32『彷徨う魂』
※監督は3日共に来場予定です。ご鑑賞後の質疑はご遠慮なくお伺いください。
●料金 1作品鑑賞¥1,500(600円ドリンク代込み)
※2作品鑑賞は¥1,800(600円ドリンク代込み)同一日でなくても可。
●ご予約はこちら。ドリンクメニューは
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コロナ対策は
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上映作品
劇映画『彷徨う魂』(92分/2021年/BD) 
制作:渡邉康恵 原案・監督:北田直俊 脚本:大春ハルオ 撮影:白石みち 音楽:坂本弘道 挿入歌:小坂明子「あなた」
WEB:河村昇慶 稲田志野 メイク:村山七虹 出演:杉本凌士 山野はるみ 剛州 高山陽平 生井みづき 礒部泰宏
夫婦が愛した飼い猫が殺された。犯人の男は逮捕されるが、執行猶予処分で自由の身に。仲睦まじい夫婦の日常は次第に崩壊していく・・・。
【ストーリー】 写真家兼トラック運転手の坂崎陽平と大学講師である公務員の妻、由美は雨が降りしきる夏の日に捨て猫を拾った。「喜雨」と名付けられたその猫は、愛情たっぷりに育てられた。陽平の夢であった猫の写真展も成功に終わり、幸せを噛み締めていたところ、喜雨は坂崎家のわずかな隙間から出ていってしまう。喜雨の捜索が続けられて数日が経ったある日、陽平と由美は隣町で野良猫の虐待事件があったと知る。後日、虐待犯は逮捕された。喜雨の安否を確かめたい陽平は犯行現場の廃屋を特定し、現場で喜雨の首輪を見つけ、悲しみと怒りに身体を震わせる。一方、逮捕された男は「動物愛護法違反」の軽犯罪扱いで、執行猶予処分になり自由の身に。さまざまな感情が渦巻く陽平は、運送の仕事で事故を起こしてしまい、由美も心労が祟って精神のバランスを崩す。そんな時、陽平は隣町で何食わぬ顔で暮らす犯人を目撃するのだが…。
公式サイト
http://www.adg-theater.com/drifting_soul/予告編
https://youtu.be/Ll2rggbpu_Y ドキュメンタリー映画『動物愛護法』(116分/2017~2021年制作/BD)
企画:北田直俊 井上貴弘 制作:小尾栄子 監督・撮影・編集:北田直俊 音楽:坂本弘道 ヴァイオリン・ヴィオラ:向島ゆり子
レポーター:工藤修司 磯村好美 市川ヒロシ 広瀬善樹 谷山葉子 渡邉康恵
公式サイト
http://www.adg-theater.com/animal-protection-law/予告編
https://youtu.be/i0i2JQZD14g