大槻香奈個展 「りぼんで仲良し、そしてさようなら。」
今年で作家活動を始めて15年になる。私は少女モチーフの作品でデビューをした。自分の制作の根本的な部分と向き合うための展示がしたいと考え、初心にかえってもう一度少女を描くことにした。まだ何者でもない瞬間は、自ら新しい領域に踏み出している限り、人生のなかで何度でも訪れる。その度に少女モチーフを通して、心の鏡を見つめる様な気持ちで描いてみることは、私にとってとても意味のあることだ。どんな時代のなかでも自分の中で答えらしきものを掴んでみる。その過程に生まれるような作品を発表する。
作家プロフィール1984年、京都府生まれ。美術作家。嵯峨美術大学客員教授。2007年より作家活動を開始。主に少女モチーフを通して、平面作品を中心に、日本の「うつわ」的精神性をテーマに作品制作を行う。2018年に初の作品集『その赤色は少女の瞳』(河出書房新社)。2021年に『日本現代うつわ論1』(ゆめしか出版)の企画担当。イラストレーターとして書籍の装幀やCDジャケット等にも数多く作品を提供する。
日時 5/19(木)〜5/23(月)12:00~19:00
料金 要1ドリンク(600円~)ご注文