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『竜とそばかすの姫』のネタバレ感想です

話題の新作『竜とそばかすの姫』を鑑賞したので感想を書きました。ネタバレと批判的な点があるので、この作品が好きな人は読まないのが吉です。また、1回観ただけなので、細かい記憶違いの点があるかもしれません。薄いポエジー『竜とそばかすの姫』原作・脚本・監督:細田守 企画・制作:スタジオ地図 2021年7月16日公開「あの監督の作品はどこか薄っぺらい」と家族に言われた。『竜とそばかすの姫』の感想を話したら返ってきた...

『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』ネタバレ感想

ミドリンゴです~先日、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』をみてきました~。テレビ放送から外伝とみてきたので、完結編も映画館で鑑賞できて良かったです~~!全部1回しかみてないので雑ですが、ネタバレ感想を書きました~モノが人になるとき――メディアを通じた女性の「声」『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』ピグマリオンの物語は、男性である主人公ピグマリオンが神の力を借りて、理想的女性の人形であるガラテ...

『ミッドサマー』のネタバレ感想

『ミッドサマー』、3月頭に通常版を観て、先週にディレクターズカット版を鑑賞しました。2回観たので、感想を書きました~。サブカルチャーとしてのホルガ『ミッドサマー』 アリ・アスター 2020年映画『ミッドサマー』は、土着宗教ホラーの形式を借りた失恋映画だといわれている。本作はヨーロッパの原始宗教・ペイガニズムや宗教論などが、監督の構想のベースになっている。その上で、監督自身の失恋体験を軸にして作られている...

『プリズン・サークル』ネタバレ感想

コロナ自粛で、できるだけ自宅待機しているため、腐りそうなミドリンゴです。3月頭に、名古屋は今池のシネマテークさんへ『プリズン・サークル』を鑑賞しに行きました!本作はなんと、私が自主上映会を始めてからずっとお世話になっている、アニメーション作家の若見ありささんが制作に参加しています!!若見さんの作品はこれまで、シアターカフェでも上映させてもらいました。そして、毎日こつこつとアニメーション制作に向き合...

『性の劇薬』のネタバレ感想

昨年の春、『BL進化論』の溝口彰子先生のサロントークに参加したとき、この『性の劇薬』を知りました。すでに映画化も決定しており、この作品は何だろう?と、帰宅後さっそくマンガを読みました。そして、今年になって劇場公開が始まり、つい先日、友人と観賞した次第です~。映画館はほぼ満席で、女性二人組が多かったです。昔、『秒速5センチメートル』や『時をかける少女』(アニメ版)を観にいったとき、複数のオタク男子2人組が...

『エスター』のネタバレ感想

前日譚を製作中と話題の『エスター』を、観せてもらいました。コロナ自粛中なので、文章の練習として感想を書きました~。。この社会では、永遠に満たされない少女 『エスター』ジャウマ・コレット=セラ(123分/2009年) サイコスリラー映画主人公エスターは、身体が成長しないせいで心も歪んでしまった精神病者である。脳下垂体が機能しない病気のせいで、エスターは成長できない。(1) 彼女の体は、9歳で時が止まっている。その...

2020年2/15(土)「アニメーション研究を牽引してきた功労者 渡辺泰 〜その研究活動と功績〜」展を振り返って

2018年夏、長年に渡り国内でアニメーション研究を牽引してきた渡辺泰を顕彰する展覧会が京都で開催された。会場では渡辺手作りの戦後アニメ関連記事スクラップ帳、戦後発足したディズニー・ファンクラブの会誌「ディズニー・ジャーナル」などが展示され、戦中戦後の国内のアニメーション受容を渡辺の膨大なコレクションから垣間見ることが出来る内容であった。この度名古屋で、本展覧会を振り返り、氏の貴重なコレクションの一端を...

2020年2/1(土)「アイドルMVのメディア論」開催します

私たちがアイドル文化を享受する際の重要なメディアのひとつが、ミュージック・ビデオ(MV)であろう。アイドルMVは、プロモーション(販促)を目的とした、CDの付属品などではもはやない。AKB 48『恋するフォーチュンクッキー』(2014年)のMVのように、社会現象を引き起こしたり、乃木坂46や欅坂46のMVのように、才能ある映像クリエイターたちの格好の表現の場となってもいる。本イベントでは、このアイドルMVをメディア環境史の...

『天気の子』の感想(ネタバレあり)です~

世界と個人-環境問題と恋愛ドラマのあいだ『天気の子』新海誠監督/2019/114分新海誠は、再会というテーマをループし続ける。男女2人が困難を共に乗り越えたあと、時間を置いて再会する。そこに向けていくつかのハードルを設けることで、観客の情動は高まる。メイン2人の再会が、最高に感動的になるよう物語が構成されている。以前の作品は、人違いやすれ違いで再会は機能不全に陥った。近年はそれが解消され、主人公たちはエンディ...

TAAF2019感想:シンポジウム①

シンポジウム①「アニメーションのデジタル化に伴うアニメーターの将来像を探る」司会 竹内孝次(FD)登壇者 井上俊之(スーパーアニメーター)、押山清高(アニメーター、監督)、りょーちも(アニメーター、監督)日時 3/10(日)10:00-13:00 会場 豊島区役所5F会議室2D手描きと3DCGを含む商業アニメーション制作について、現状とその原因、これからの課題を検証するトークだった。登壇者のアニメーター三方は異なる世代のため、時代...