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7/8 夜9時の映画評論-テレビ洋画劇場と映画解説者の時代

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毎日のように映画番組が茶の間をにぎわせていた時代。それは名だたる映画評論家たちの解説とセットでした。映画ファンたちは、放映作品のみならず、その始まりと終わりでなされる映画解説にも熱い期待を寄せていたのです。その意義とは何だったのでしょうか。また、批評史的にどう位置づければよいのでしょうか。解説映像とともに紐解いていきたいと思います。

淀川長治、水野晴郎、荻昌弘、木村奈保子といった映画解説者たちの解説を参照しながら、彼らが茶の間に向けてどのように映画を語っていたのかを見ていきます。解説者それぞれの人間的な魅力と話術も相まって、その切り口は千差万別です。ある者は名シーンの素晴らしさを、ある者は大スターたちの火花散る演技合戦を語る。あるいは、フィルモグラフィ、ジャンル、映画史を軽やかに横断する者も。その快刀乱麻のごとき明解さ、的確さ、そして含蓄の深さ。これこそ映画解説の醍醐味でしょう。

ミニコーナー:映画解説への招待
このコーナーでは、ジェームズ・キャメロン監督の『タイタニック』を一例として、映画解説の面白さと可能性について皆さんとともに考えたいと思います。あなたなら、この映画をどんなふうに語りますか? (可能であれば『タイタニック』をご鑑賞のうえ来場してくださると幸いです)
 
日時 7/8(日)開場14:30/ 開演15:00-夕方
料金 要1 ドリンク(500 円) 注文
定員 20 名 ご予約はこちら
企画・トーク 澤茂仁
主催 シアターカフェ、日本映像学会ショートフィルム研究会

澤茂仁プロフィール

名古屋大学大学院人文学研究科博士後期課程に在籍。専攻は映画史。論文に「ジャン=ピエール・メルヴィル論―その形式と映画史的意義をめぐって」(『映像研究』42、2014 年)。批評に「海辺からの定点観測―神代辰巳の海に導かれて」(『エクリヲ』5、2016 年)。そのほか、市民向け講座で「アラン・ドロンと戦後フランス映画」と題した講義を担当(文化フォーラム春日井、2017 年8 月)。