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2/18 黒坂圭太-不定形なドローイング  映像作品「不定形シリーズ」をめぐる対話

アニメーション作家・黒坂圭太をめぐり、ライブ・ドローイング+上映+トークを行います。トークのお相手は研究者の赤塚若樹!今回のお題は、黒坂圭太の「不定形シリーズ」。作家のフィルモグラフィを振り返りつつ、手法と表現、描くという行為、抽象的な映像表現など、本シリーズにまつわるさまざまな事柄について、作家と研究者の対話を通して考察します。抽象的な映像表現がどのように生まれ、読み解かれるのか、一筋縄ではいかないそのおもしろさをぜひ体感してください。

日時 2018年2月18日(日) 開場13:30/開演14:00-17:30(予定)
   ※終了後、交流会(参加費500円)を予定
料金無料
定員 20名程度 こちらからご予約ください
内容 ライブ・ドローイング+トーク+映像上映
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会

日本映像学会研究活動助成金対象研究
協力 ミストラルジャパン

ゲスト 
黒坂圭太(アニメーション作家)
赤塚若樹(首都大学東京 教授)


当日スケジュール
14:00 ライブドローイング
15:15 開演/上映+トーク
17:30 終了予定


上映作品

『変形作品第2番』(1984年/抜粋、8分)
変形作品第2番

『輪郭』(2012年/7分)
輪郭

『陽気な風景たち』(2015年/25分)
陽気な風景たち
2011年は私にとって初の長編アニメーション映画が公開された年だが、その一方で創作上のアイデンティティーが著しく揺らいだ時期でもあった。新たな目標への再出発は「描く行為の軌跡として現出する映像」の再検証から始まった。3年間に渡り「表現」の呪縛から逃れ本能の赴くままに描き溜めた膨大な鉛筆画を素材とした本作は、自己の記憶の再構築でもある。メッセージを声高に叫ぶ事なく観客自身の心象風景を呼び覚ます“触媒映画”を目指した。

『山川景子は振り向かない』(2017年/10分)
山川景子は振り向かない
私たちは現在より遥かに無垢で美しかった過去の風景を懐かしむ。私たちのそうした思いとは無関係に、山河の風景は自らの意思で絶え間なく永遠に変化し続ける。そして決して後戻りはしないのである。本作は数千枚の鉛筆画を素材としてもちいながら、このテーマを抽象的に表現している。


黒坂圭太プロフィール
短編映画『変形作品第2番』(1984)でデビュー後、アニメーション表現を主軸として多様な創作活動を展開。アヌシー、オタワ等の国際アニメーション映画祭をはじめ国内外で多数受賞。鉛筆画による長編アニメーション映画『緑子/MIDORI-KO』(2010)が世界各地で上映。DIR EN GREYのミュージックビデオ『AGITATED SCREAMS OF MAGGOTS』(2006)、『輪郭』(2012)を制作。現在は『マチェーリカ/MATIERICA』(2016)など一連の抽象アニメーション映画を創作。即興アニメーションや音楽家との描画ライブも行っている。武蔵野美術大学 映像学科 教授。

赤塚若樹プロフィール
首都大学東京大学院人文科学研究科教授。映像文化論、比較文学、表象文化論。著書に『ミラン・クンデラと小説』(水声社、2000)、『シュヴァンクマイエルとチェコ・アート』(未知谷、2008)、翻訳書に『チェコ・アニメーションの世界』(人文書院、2013)、F・M・ロビンソン『山高帽の男──歴史とイコノグラフィー』(水声社、2002)などがある。黒坂圭太論を本としてまとめることが将来の目標のひとつ。
◎ふたりのコラボレーション:V・ネズヴァル『少女ヴァレリエと不思議な一週間』、挿絵:黒坂圭太、翻訳:赤塚若樹、風濤社、2014。