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10/21- DOTMOV 2016

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オンラインマガジン「SHIFT」が主催する「DOTMOV2016」は、未知なる才能を持ったクリエイターの発掘と、作品紹介の機会創出を目的とする、デジタル・フィルム・フェスティバルです。世界の第一線で活躍するクリエイターをゲスト審査員に招き、世界中から毎年多数の応募があります。その中から選ばれた優秀作品集を、9月以降、世界各都市にて上映開始! 名古屋では、1日中ループ上映を行います。お好きな時間に、ドリンクと一緒にお楽しみください。

日時 10/21(金)-10/31(月)13:00-21:00(火-木定休/ループ上映)
料金 無料、要1ドリンク(500円) 
協力 SHIFT

上映作品(68分)


『Controller of Controller』Dir: でんすけ28号(07:34/Japan/2016)
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でんすけ28号の「Controller of Controller」はゲームの中のゲーマーの状況を奇抜に皮肉った短編アニメーションである。部屋の中に座ってゲームのキャラクターを選ぶ主人公が登場する。彼が選択したゲームのキャラクターはゲームの中のゲームセンターの空間で、また他のゲームをする状況である。そのキャラクターはゲームセンター前の通りでヴァーチャル・リアリティー(以下、VR)機器を見つけてVR機器を着用したまま、また他の自動車ゲームを続ける。レーシング競技をしている途中で、警察につかまったキャラクターはVR画面を通じて、また他の銃撃ゲームをする。かくしてゲームの中のキャラクターがゲームをし、そのゲームの中のキャラクターも、またゲームの中でさらにまた他のゲームをする設定が奇抜だ。まるで映画「インセプション」の“夢の中の夢”を連想させるこの明るく溌剌とした短編映像は、最近のVRとポケモンGOのようなMixed Reality(混合現実、MR)トレンドを絶妙に皮肉っているように見える。映像のエンディングでは部屋でゲームをした主人公もまたゲームの一場面のように余韻を与える演出のセンスもすぐれている。VRと実際現実の境界が次第になくなっていくとすれば、何が本当に私を調整するコントローラーなのか、考えさせられる。
選出・文:Ki Young Park (Sugarcube)

『Serph – Feather (overdrive version)』Dir: 大谷たらふ(04:52/Japan/2016)
© noble Music:Serph
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躍動感のある瑞々しい音楽と、それに呼応するアニメーションは、「生命」に対するイメージが拡張していくよう。どこか懐かしさを感じる色彩も印象的。エンディングがまるで夏の夜空に散っていく花火、もしくはホタルの光ような儚さを感じさせるのも良い。
選出・文:Kenta Torimoto

『Your Gay Thoughts – To Disappear』Dir: でんすけ28号(03:23/Japan/2016)
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私たちはクリエイティブな対応について、時々、過剰に分析しようとする。私たちを感動させ楽しませてくれるものを解剖することで、時々、その評判を落としたりする。疑問はいつも「なぜ?」ではない。今回、その答えは「いいじゃないか!」なのである。この作品選出をうまく説明する言葉を持ち合わせてはいなないけれど、観る者を選り好みするような選出理由を探してもいない。そこには関係性があるのだ。
選出・文:Ian Anderson (TDR)

『Shiny Shiny 2&3』Dir: Patanica(07:30/Japan/2016)
Music: Chikyunokiki
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80年代、細野晴臣による「ゼビウス」からの「スーパーゼビウス」をはじめ、多くの人々に愛され影響を与えて続けてきたアーケードゲーム「ゼビウス」。あまりに愛され、あまりに引用され、それらオマージュに出会う度に聞き流し、見流してきたが、このビデオはフレッシュだった。一回りしたあえて感がとても気持ち良く、トリップする。札幌の新しいシーンを垣間見ることのできるビデオだ。
選出・文:Hideki Inaba

『Affordance』Dir, Animation & Sound: Hayato Nove(18:26/Japan/2016)
Editor: Tomoko Nove Mastering Engineer: Soichiro Nakamura (PEACE MUSIC)
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タイトルは「affordance」(アフォーダンス)。ウィキベディアには「環境が動物に対して与える“意味”のことである。アメリカの知覚心理学者ジェームズ・J・ギブソンによる造語であり、生態光学、生態心理学の基底的概念である。“与える、提供する”という意味の英語“afford”から造られた」と説明されている。これとは別に、デザインにおける「affordance」は、扉におけるドアノブと引き手フックのように、押すのか引くのかを体験に基づいて説明なしで示す、ユーザーインターフェイスの領域で使われることも多い。
そもそもの定義や解釈、そして誤用も含めてこうした造語は、意味が明確に定まらない分、極めて豊穣なイマジネーションの宝庫。それを独自の解釈で視える形、聴こえる形でビジュアルライズしたのが(もしくはその逆を行ったのが)野辺ハヤトの「affordance」。言葉(タイトル)の選び方から約18分に渡るシークエンス構成、付されるサウンドと描かれるビジュアルの相乗表現が秀逸。アシュ・ラ・テンペル、クラウス・シュルツ。カン、ノイ!、グルグル、クラフトワーク。かつてのジャーマンプログレッシブロックを強烈に思い出させながら、クラウトロック、ミニマルミュージック、ジャーマン・エレクトロニックなどなど、流行り廃りのモード(イメージ)の消費と競うかのような印象の変化もフィードバックしつつ、芯の強さで淡々と進行する18分。夢に出そうな映像作品。
選出・文:Jiro Ohashi

『20140504―20150804_A』Dir: Teppei Koseki(03:26/Japan/2015)
Music: Anokos‪(from SenSe Exhibition Edit)‬
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ただ美しい!アートという形式に落とし込まれた日本の何気無い街角を鑑賞できるのは素晴らしいことです。ディレクターは撮影当初から、ミュージック・ビデオを念頭に制作していたのだろうか。だとすれば、彼の忍耐、計画、そして実践を称賛せずにはいられません。
選出・文:Yoshi Sodeoka (c505)
 
『Gauge Boson [edit]』Dir: Hans Mortelmans(01:50/Belgium/2015)
Music: Anasazi Technology (SenSe V.A 05)
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『Morphy [MV]』Dir: m.a.(00:31/Japan/2016)
Music: Cerebellum (SenSe V.A 05)
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『DISRUPT』Dir, Design & Animation: MU!(Sebastian Murra)(02:02/Spain/2016)
Sound: Lucas Bolaño
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『あなくろノイズ』Dir: 山地康太(04:25/Japan/2016)
Music: Tilt-six
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『1 minute』Dir: 稲井あや、泉かおる(01:00/Japan/2010)
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『Filter』Dir: 宮嶋風花(04:05/Japan/201)
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特別招待上映作品

『Crystal』Dir: Patanica(04:00/Japan/2016)
Music: Qrion Photographer: Yusuke Momma
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『チャイナ・マーブル』Dir: DigitalVegital.(04:50/Japan/2016)
Lyric and Reading: owtn. Music: Slate Photographer: minaco.
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