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WAT2016(東京アニメアワードフェス)レポート

この頃、花粉がたくさん飛ぶ陽気ですね、ミドリンゴです。

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先日、東京アニメアワードフェスティバル2016を観てきました。プログラムの一つ「WAT2016+MotionGallery@TAAF2016」は、シアターカフェでも夏頃上映予定の、海外短編アニメーション作品上映の紹介でした!内容は、WAT2016が現在行っているクラウドファンディングを含め、作品についての上映とトークです。

クラウドファンディングは、インターネット上のサイトで、作品制作や企画などを応援してくれる人たちから、期間を区切って応援金を募るシステム。ネット上での、個人の身分証明の保証制が上がったことで、クラウドファンディングが成立しやすくなったそうです。
アメリカなど海外では2007年頃から、日本ではサービスが始まり広まって5年ほど経ちました。当初、様々なジャンルの作品について応援するプロジェクトが多かったが、今回のWAT2016のように作品を紹介することについての応援も出てきているとのこと。

支援者にとって一番の見返りは、社会の中に物事を起こしていく活動に参加する、その活動へ賛成を投票する、一緒にイベントを作っていく喜び等。応援として寄付することは、ファンコミュニティへの参加費ともいえるそうです。
プロジェクト主としては、資金集め以上に、作品やイベント、社会活動を届ける相手の顔や感想が見えることが大きな見返りになり、また、コミュニティの再確認ができることだそうです。

Motion Galleryの大高さんは、某大学院で映画制作を学ばれたとき、資金集めの困難さを知り、商業的な視点ではなく、質や新しさなど、文化的に意義のある作品をつくるために必要なこととして、クラウドの会社を始めたとのこと。

上映作品は、実際のプログラムうち4つでした。私の感想も書きます~~。↓こちらは予告トレイラー!!

「オットー」
幼い少女と子供の欲しい女性が、空想の子供という概念を共有する出会いのシーンに心が揺さぶられました。かわいらしくやさしい色合いの3DCGイメージで、ソフトな印象の作品ですが、現実に存在しない者の生命から、存在の不確かさ、価値観や視点の多様性、信じることで生まれるもの等、いろいろなテーマ性を感じました。

「ビトイーン・タイムズ」
オランダのNIAFのスタジオにて、制作中の様子を見学させてもらったので懐かしいです。初見では手作り感のある3DCG作品にも見えそうですが、3DCGと立体のコマ撮り映像を緻密に組み合わせ、埃や光の細かいエフェクトがかけられた、丁寧で手のかかった作品です。鳩時計の定点観測による身近な人々の生活と、人により時間の流れの感じ方が違うということ等がテーマになっていて、身近な日常に加え、鳩時計の視点があるので客観性もあり、ユーモアと愛情の感じられる人間観察ストーリーでした!

「ブラックテープ」
兵士と活動家の足がテープで繋がったり離れたりしつつ、ダンスを踊るように動きます。対立構造が含まれていて、それが、タンゴのダンサー間における愛憎の緊張感に比喩されているようで興味深かったです。

「ギーダ」
真面目に生きてきた大人の女性の自己実現がテーマになっていると思いました。ふんわりとした軽やかな動きで、フリーダ・カーロやマンレイなど、絵画、写真、カートゥーンなどの様々な過去の平面作品のイメージも溢れています。

WAT2016の中心人物・オフィスHの伊藤さんの司会はテンポが良くて軽妙で聞きやすく、楽しいプログラムでした!クラウドファンディングはまだ継続中です!3000円からあるので、ご興味持っていただけたらぜひ応援してください~!!!

詳細はこちら↓