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GEIDAI ANIMATION 04 SAIL 名古屋上映スカイプ通話トーク7/7(日)レポート

もうれつ暑いですね…皆さま、いかがお過ごしですか?ミドリンゴです。
GEIDAI ANIMATION 04 SAIL 名古屋上映も、残すところあと2日となりました。

先日の7/7(日)の七夕(浴衣のカップルが多かった)に開催した
スカイプ通話トーク、キム ハケン氏のレポートを書きます~~。

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キムさんは、故郷である韓国の大学で美術を学ばれました。
(ご専攻を彫刻コースと勘違いしていたかもしれません、すみません)
4回生のときに、アニメーション制作に興味を持ち
学ぶなら、商業アニメがさかんな日本だろうということで渡日されました。
「カウボーイ・ビバップ」など、大人も楽しめるかっこいいアニメにあこがれて
最初は商業アニメ参入を目指していたそうです。

日本に来て、専門学校に入ろうとしたところ
大学の方が良いのではと現在の奥様に薦められ
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科へご入学されました。

目指す方向が変わったのは、それまで観たことのない
さまざまな短編アニメーションを大学の講義で知ったことがきっかけだそうです。
影響を受けた作品としては
例えば、ライアン・ラーキン監督「ストリートミュージック」など。

そして、これまで、どんな作品を制作されていたのかということで
2作品を上映しました。

「practice for henteko」(2:45/2009)
工芸大のとき、学生の皆は性に触れた作品を作る人がいなかった。
一番、そういうことに興味のある時期なのに、どうしてだろうということで
この作品が生まれたそうです。
本作はこちらでご覧いただけます!

「ぐりうむ」(3:06/2011)
日本に来て数年たち、ホームシックが強かった時期に制作された作品だそうです。
タイトルの"ぐりうむ"という言葉は、韓国語で"郷愁"のような意味があるとのこと。
(韓国語は、一単語で深い意味を持つ、一言では翻訳できない言葉がいっぱいあるようです)
この作品は、海外留学している韓国人の人たちからの理解と共感を生むことが多かったそう。
本作はこちらでご覧いただけます!!

そして今回プログラムで上映された「MAZE KING」について伺いました。
半年ほどの期間に、脚本とビデオ(絵)コンテ(?)を制作し、作画し、仕上げたとの事です。

作画自体は、最初に3DCGソフトを使用し、ざっくり制作しました。
それを1コマずつ、プリントアウトし、トレース台の上で紙を重ねて
細部を描き足しながら1枚1枚仕上げたそうです。
最終的にそれらをまたPCへスキャナーで取り込んで
映像編集ソフトで動画にしたとのこと。

3DCGソフトは、今回初めて使用したので
ちょうど、韓国からやってきて日本に滞在中で、3DCGが専門の先輩に学びつつ
平行して準備/制作されたそうです。
3DCGソフトを使用した理由として、ライティングやカメラワークなどが自由に設定でき
実写の映画を撮影するように画面を操作できたからだそう。

ちょうど修了作品ということで、長い学生生活に一区切りがつく
節目として、冒頭の言葉があり、そこから紡いでいった作品とのこと。
そして、全体的にハードボイルドな雰囲気を意識されたそうです。

この作品を制作してたいへんだったのは
3DCGソフトの使い方を学びながら同時に制作を進めなければならなかったことで
良かったことは、映像が完成しアフレコで
プロの声優さんの声が実際に付いたとき、キャラクターが初めて生き生きと完成された感じがして
感動したとのことでした。

また、本作は、毎年フランスで開催される
アヌシー国際アニメーション映画祭の、今年の学生部門へインコンペしました。
実際に、渡仏されたとのことでご自身の作品が上映される場に立ち会っての感想もお伺いしました。

上映時、手違いがあり
英語の字幕がないまま上映されたそうです。
セリフも重要なのに、それがほとんどの人に伝わらない状況だったのですが
意外にも会場からの笑いやその他の反応が見られたとのこと。

もし、会場に自分が居ない状態で
字幕がなかったと後で知ったら、落ち込んだかもしれないが
その場に同席したことで
映像から伝わることの多さを実際に体験でき
良い経験になったとのことです。

今後は、新しい作品を準備中とのことで
これまでとまた違った手順や方法で制作されていくだろうとのことです。

しっかりとした塊感のある、際立ったキャラクター造形で印象的な映像を紡ぐキム ハケン氏。
今後のご活躍もとても楽しみです!

いろいろとうろ覚えなので、間違っている箇所があったらすみません~~。
随時、修正するかもしれません。
ではでは、皆さま良い一日を~。
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