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[よむ・つくる 電子本]レポート

レポート作成 HONEBITO様/どうもありがとうございました!!!
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シアターカフェさんで行われた電子書籍関連イベント[よむ・つくる 電子本]に行ってきました!

電子書籍については前々から興味があったんですが、
全く未経験の分野でなかなか学ぶきっかけがなかったので、
おなじみのシアターカフェさんで講師の方も面識のある方だったので
この機会にと思い参加させていただきました。

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講師の大塚さん

2012年10月07日(日)15:00~
場所:大須シアターカフェ 
講師:大塚浩平さん[ASIFA-JAPAN(国際アニメーションフィルム協会)日本支部会員]で、
電子出版関連・映像制作の仕事をメインでされている方


[よむ・つくる 電子本]の講義内容について
1.講義(座学)
2.リフロータイプサンプル作成のワークショップ

【1.講義(座学)】

〇本とは何か
book(本):書物の一種であり、書籍・絶誌などの印刷・製本された出版物
5ページ以上49ページ未満は小冊子

〇電子書籍とは何か
電子書籍(e0Book):電子機器のディスプレイで読むことができる出版物

〇本が読者に届くまで
●紙の出版の場合
著者→出版社→取次→書店→読者
・再販制度(価格維持)
・委託販売制度(返品可能)
物流費/人件費/在庫リスク/絶版リスク

●電子出版の場合:多様化する手段
・著者→出版社→取次→書店→読者
・著者→読者
・著者→書店→読者
・著者→出版社→読者 等

〇本が読者に届くまで
電子出版の場合:電子的データのやりとりのみで可能

〇電子書籍の課題
内容の担保、決済方法、端末・フォーマットの維持

〇電子出版の4つの領域
・コンテンツ領域:作家/出版社
・フォーマット領域:プロダクション
・デリバリー領域:通信会社・電子書店
・デバイス領域:機器メーカー

〇電子書籍フォーマットの一例
・EPUB[最も普及し、今後のスタンダードと考えられる形式]
・MOBI
・AZW(Amazon Kindle)
・.book
・XMDF
・PDF

【EPUB 3】
多種多様なフォーマット、専用の機器 → 世界的な統一フォーマットへ
ダウンロード配信を前提にパッケージ化された、XHTMLのサブセット的なファイル・フォーマット規格
例:楽天コボ(全てEPUB3のフォーマットで提供)

〇EPUB 3の位置づけ
・ePUB:電子出版向け
・HTML5:Webサイト向け
・DAISY:ディスレクシア向け(「学習障害の一種」(識字障がい、読字障がいなど))
上記3つに全て互換性がある[HTML5⇔ePUB など]

〇EPUB3のリーディングシステム
リーディングシステム:EPUBによる電子出版物を閲覧するためのビューワー
[専用ハードタイプ]:Kobo,キンドル等
[汎用ハード+リーダーアプリ]:スマートフォン/タブレット等
[Webブラウザタイプ]:B in B / ibis reader / SINAP など ブラウザのみで閲覧可能

〇EPUBの特徴
[テキストリフロー(画面サイズの違いによる表示の違い)]
・小さい画面なら2ページの内容 ⇔ 大きな画面では1ページで表示
[テキストリフロー(文字サイズの違いによる表示の違い)]

・文字サイズ変更
小さい文字なら1ページに収まる
→文字を拡大するとあふれた文字は次のページに送られる
例1:青空文庫 夏目漱石:夢十夜
例2:ブラックジャックによろしく
・縦横比を維持した状態で表示される(見開のレイアウトで)
・半分の幅になると1ページごとになる
↑どちらも無料で電子書籍形式で無料で閲覧可能(ブラックジャックによろしくはPDF形式で無料DLも可)

〇日本語の文字組みの特殊性

〇電子書籍の日本語表示
『小異を捨てて大同につく』
・EPUB3では日本語における縦書き、ルビ、縦中横、圏点、文字のぶら下げなどを標準でサポート
参考:[IDPF EPUB3コンファレンス] Youtube 

〇青空文庫:日本における著作権切れの作品を集めたサイト 著作権:没後50年まで
昔は[エクスパンドブック]and[プレーンテキスト]で提供されていた
Shift-JISで定義されていない漢字(外字)は画像で制作
・全てをオープンソースとして提供
→さまざまな読書環境やアプリが提供されることになり、読者の選択の幅が広がった

電子書籍を読んでみる(青空文庫)

〇Readium
Google Chromeブラウザの拡張機能で、インストールするとWeb上でEPUBが読めるようになる

【2.リフロータイプサンプル作成のワークショップ】

T-Timeによる簡単なリフロー型電子書籍編

[EPUBコード]
text-encoding:必ずShift-JIS(UTF-8だと何も表示されない)

[T-Timeでの作成手順]
1.テキスト準備
2.タグ付け
3.確認・構成

内容・構造・装飾の3つに分ける(本の中身を分解する)

[EPUBサンプルファイル]
EPUB日本語基準研究グループ
グーグルコード

全体的な講義の感想として、
電子書籍という専門的で難しい分野を
非常にわかりやすく紙媒体の出版と対比させながら、
電子書籍のメリット・デメリットについてご説明いただいたので、
ざっくり電子書籍とはといった部分が理解できた気がします。

PCのみならず、EPUBのリーダーさえインストールすれば、
iOS・Android問わず同じファイルを閲覧することができるのが、
アプリとの大きな違いで、
作り分ける必要がないため、その点でアプリに比べ制作コストなどが抑えられ、
うまく活用すればかなり効果的に活用できそうな分野だと感じました。

今回は基礎ということで、まだまだわからないことが多くありましたが、
時間を見つけて、既存のHTMLファイルをEPUB3として
上手く活用する事ができないかなど調べて作成していきたいと思いました。

大塚さん、素晴らしい講義をありがとうございました!
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