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「ロス暴動の真実-コリアタウンはなぜ襲われたか-」レポート

9月1日映画の日、シアターカフェでは
ドキュメンタリー映画「ロス暴動の真実 -コリアタウンはなぜ襲われたか-」の上映+トークを開催しました。
ロス暴動とは、1992年にアメリカ・ロサンジェルスで、黒人がコリアタウンを襲撃した事件です。

当時、現地で取材をした高さん(大阪在住)は、
昨年、久しぶりにロスを訪問したところ、
知り合いの在米コリアン弁護士が、事件を描いたドキュメンタリーを製作したことを知りました。
そして、この映像を日本で紹介するために、字幕制作をし、今年から上映活動をされています。
今回は、シネマコリア・西村嘉夫さんのご紹介にて開催の運びとなりました。

上映前に、まずは高さんのご挨拶と映画についての紹介トークです。
その後、作品を上映しました。
映画を観たあとは、再び高さんにご登場いただき
当時の取材の様子、アメリカのマスコミと警察の問題点など
事件にまつわるさまざまなお話をしていただきました。

今回は昼夜2回上映を行いました。
los01.jpg

お昼の部はお客様の数が限定的だったこともあり、
お一人お一人の感想や意見を伺いながらのトークになりました。

高さんはトーク中、取材当時のこと、被害に遭われた在米コリアンのことを思い出されたのか、
途中何度か目頭を熱くされ、事件はまだ終わっていないのだということを再認識させられました。
また、終了時間を過ぎてもなお30分以上、高さんとお話をされる方が多く、なごやかに盛り上がりました。

夜の部では一転して満員御礼。
事件当時アメリカに住んでいた方、この問題を研究している研究者、
在日青年団の皆さんなどが参加され、白熱した討論型講義のようになりました。
話題はいつしか日本の外国人政策批判へ。
高さんは、元々ロス暴動当時の報道に“違和感”を感じて渡米されたそうですが、
事件を調べるにつれ、アメリカの黒人差別と公民権運動に関心が移り、
最終的にはアメリカという国の懐の深さ、
問題が発生してもそれを国を挙げて修正していくダイナミズムがあることに感心されたそうです。

一方、わが日本の政策の有り様を考えると、
そして、竹島・尖閣諸島問題で揺れるアジア諸国との関係悪化を鑑みると、
話したいことは尽きずといったご様子でした。

トークと上映で合計2時間半のイベントでしたが、
ゲスト・観客共に心に残るものが多い上映会だったのではないかと思います。

シアターカフェ的には、普段とちょっと毛並みの違う作品のせいか、
初めてのお客様が多く、シアターカフェ自体、お楽しみいただけたのがうれしかったです。

ご来場くださった皆さま、
作品上映とトークをしてくださった高さん、
作品の紹介と上映のご協力をいただいたシネマコリアの西村さん、
本当にありがとうございました。
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